■このブログは2018年11月13日に書きました。
こんにちは!
ソバネコです。
このブログは、
元プロボクサーで現在デザイナーである、ソバネコがボクシングについて書いたブログです。
今回は、亀田和毅選手が暫定王者となり2階級制覇を達成したことについて書いてます。
亀田和毅選手が判定で暫定王者に
11月12日、東京後楽園ホールで行われたWBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦で亀田和毅選手が判定で勝利し、見事暫定王座につきました。
詳しい試合内容
○亀田和毅VS●アビゲイル・メディナ
12回判定決着で亀田和毅選手の勝利。
判定は3-0のフルマーク。
ジャッジの内容は
亀田和毅 | アビゲイル |
116 | 112 |
117 | 111 |
117 | 111 |
1人は4ポイント差、2人は6ポイント差をつける勝利。完勝というやつですね。
試合内容をみたところ、亀田選手のスピードとパワーが圧倒して、常に試合のペースを掌握していました。
今回の勝利で初の3兄弟2階級制覇王者へ
今回、亀田和毅選手には別のタイトルもかかっていました。
それは、ボクシング界初の3兄弟で2階級制覇を達成したということ。
和毅選手は過去にWBO世界バンタム級王者になり、そして今回はWBC世界スーパーバンタム級の暫定王者に輝いており、
3兄弟の偉業をまとめると
亀田和毅選手は2階級制覇王者
WBO世界バンタム級王者 |
WBC世界スーパーバンタム級暫定王者 |
長兄の亀田興毅選手は3階級王者
WBA世界ライトフライ級王者 |
WBC世界フライ級王者 |
WBA世界バンタム級王者 |
次兄の亀田大毅選手は2階級王者
WBA世界フライ級王者 |
IBF世界スーパーフライ級王者 |
となり、3兄弟で2階級制覇を達成しました。
この記録はボクシング界で初の記録だそうです。
当初、3兄弟で世界王者を掲げていた亀田家ですが、ついには兄弟で複数階級制覇を成し遂げましたね。
今後のプランは?
今夜勝利した亀田選手ですが、この勝利はあくまで暫定王者としてです。
今回の暫定王者を決める暫定王座決定戦とは、正規の王者が負傷や病気などで防衛が重ねられない時に、特別措置としてその王者とは別の選手を一時的に王者にする制度です。
つまり、WBC世界スーパーバンタム級には正規王者がまだいるんです。
暫定王座決定戦時の順位 ↓
正規王者 | レイ・バルガス |
1位 | アビゲイル・メディナ |
2位 | 亀田和毅 |
今回の暫定王座決定戦は正規王者のレイ・バルガスが負傷のため長期間防衛戦が行えず、やむなく暫定王者が開催されたというわけです。
今回亀田選手が勝利したことで変動した順位 ↓
正規王者 | レイ・バルガス |
暫定王者 | 亀田和毅 |
1位 | アビゲイル・メディナ(ランキング変更可能性あり) |
2位 | ジェシー・マグダレノ(ランキング変更可能性あり) |
つまり、今は正規王者と暫定王者が2人いる状態です。
今後は正規王者のレイ・バルガスと暫定王者の亀田選手が王座決定戦が行われるはず。
ここで一発、階級や団体の移動をせずバルガスも倒してスーパーバンタム級で強さを証明してもらいたいです。
そうすれば、さらにその先の井上尚弥選手とのドリームマッチへの展望も開けてくるかもしれません。
まとめ
今回は、亀田和毅選手が暫定王者となり2階級制覇を達成したことについて書きました。
いかがでしたでしょうか?
プロボクシングの世界を少しでも知ってもらえたら嬉しいです^ ^
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