■このブログは2018年8月17日に書きました。
こんにちは!
ソバネコです。
このブログは、
元プロボクサーで現在デザイナーである、ソバネコがボクシングについて書いたブログです。
今回は、ボクサーは視力が悪くても問題ないのか?について書いています。
ボクシングは視力が悪くても出来る?
ボクシングをやりたくても、視力が悪いために諦める人って結構いるんじゃないでしょうか?
ましてや、プロをめざす人は特に気になりますよね。
結論から言うと、
視力が悪くてもプロボクサーになれます。
僕も、現役時代は視力が0.1ぐらいしかありませんでしたが頑張ってました。
これは正確な情報かは定かでないですが、
プロテスト時には、視力検査は必要ですが厳密な数値検査は無かったかな~と。
ボクシングは競技の特性上、相手と1m以内で殴りあうので、そこまで影響が無いのが原因だと思います。(予測)
ただ、僕の場合は遠くが見えない「近視」だったのであまり影響がなかったんですが、物が2重に見える「乱視」や、きちんと目のピントが合わない「弱視」の人は要注意だと思います。
「近視」の場合は、遠くが見えないだけで、近くに寄れば問題は解消されますが、
「乱視」と「弱視」は距離に関係なく対象物にピントが合わないので、手術などで視力を回復した方がいいと思います。
目が悪い人は一度、自分の視力がどの程度なのかを確認するといいかも。
眼科で検査すれば視力の他に、近視が強いのか乱視が強いのかなど詳細を教えてくれますよ。
視力を矯正する方法
いくら視力が悪くても大丈夫でも、僕のように0.1ぐらいしかないと、普段はコンタクトや眼鏡でボクシングの時は外す形になり結構面倒くさいです。
そこでおすすめなのが視力矯正です。
有名なのだとレーシックがありますが、今回おすすめするのは
「オルソケラトロジー」という方法です。
あまり馴染みがないので、知らない人が多いと思いますが、
ボクシングをするなら、ほぼノーリスクで視力を回復できます。
僕も実際に使っていますが、特に目の異常など起こったことはありません。
なので、実体験も交えて説明しますね!
では、オルソケラトロジーってどんなものなんでしょうか?
オルソケラトロジーとは
オルソケラトロジーは特殊な加工がされた、ハードコンタクトレンズです。
つけるだけで角膜を矯正治療し、視力が一時的に回復します。また、レーシックとは違い手術はしません。
オルソケラトロジーは就寝中につけて、起床時に外します。
就寝中につけて視力を矯正し、朝はずした時には視力が回復してるんです。
え?なんで?って感じる思いますが、そんな不思議なレンズなんですよ。笑
つまり、起きている間は視力が裸眼で回復しているため、
水を浴びても平気ですし、ボクシングでパンチが目に当たってもコンタクトがずれるという心配はありません。
つまり、、
・手術をしなくても視力が一定まで回復する
・日中は裸眼で過ごせる
これが、ボクサーにおすすめる最大の理由ですね。
オルソケラトロジーを使うには?
使用できるまでには幾つかステップがあります。
1.眼科でオルソケラトロジーの診察を受ける。
・診察は眼科でしか受けれません!
2.診察に問題なければコンタクトを作成。
・全ての人に万能ではなく、極度の乱視や弱視の人は作れない場合があります。ぼくは軽度の近視だったのでOKでした。
3.自分にあった度数のプロトタイプを作成し着用。問題なければ完成品の作成。
・完成品はオーダーメイドになるので、診察から完成まで2週間ぐらいかかることも。
4.完成品が出来たら徐々に目を慣らす。
ざっとこんな感じですかね。
いざ作るとなると、なんだかんだで時間がかかります。
また、完成して手元に届いても、実際に慣れるまでも時間がかかるので、
違和感なく使えるのに1~2ヶ月ほどをみると安心です。
また、外している間は専用の保存液にレンズを浸けておく必要があります。このあたりはソフトコンタクトと同じで、ランニングコストが発生しますね。
オルソケラトロジーの価格は?
みなさんが気になるところだと思いますが、
結構高いっすよ~笑
僕が買ったのは今から10年以上前ですが、
片目10万円でした!
片目ですからね!泣 両目で20万円!
当時は、オルソケラトロジーをやっている眼科が少なく、価格も高かったんです。今は対応眼科も増えたのでもっと安いと思います。
オルソケラトロジーのメリットとデメリット
ここまで、良いことを多く書いてしまったので、僕が使っている体験も交えて
メリットとデメリットをまとめたいと思います。
【メリット】
- 眼科で診察してから作るので安全性は高い(レーシックのような医療事故はほぼない)
- 手術がないので角膜を傷つける心配がない
- 慣れれば裸眼の期間が長くなる
- 日中は裸眼のため水も平気で、ゴミが入った場合などのアクシデントに強い
- コンタクト入れっぱのような痛みがない
【デメリット】
- 価格が高い
- レンズ用の保存液などのランニングコストがかかる
- 無くした時の再購入のコストが高い。(これが痛い!僕は3回ぐらい無くしてます)
- 就寝時の異物感に慣れるまで時間がかかる
- 根本的な治療ではないので、つけ続ける必要がある
結構デメリットを書きましたが、それよりも裸眼でハッキリ見れる快適さの方が僕は大きかったですね。
ボクシングに限らずスポーツには裸眼のメリットはとても多いので、視力が悪い人は一度考えてみるのもいいといいかと!
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まとめ
今回は、ボクサーは視力が悪くても問題ないのか?について書きました。
いかがでしたでしょうか?
プロボクシングの世界を少しでも知ってもらえたら嬉しいです^ ^
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