■このブログは2018年8月8日に書きました。
こんにちは!
ソバネコです。
このブログは、
元プロボクサーで現在デザイナーである、ソバネコがボクシングについて書いたブログです。
今回は、ボクサーにはバカな人が多いイメージがあるのはなぜか?について書いています。
世間の人には、プロボクサーってあまり頭が良くない人がやるスポーツ、つまりおバカが多いスポーツなのでは?
というイメージが少なからずあると思います。
頭が良い人がやるスポーツのイメージはないですよね。
なぜでしょうか?
なぜボクサー=バカだと思われるのか?
これには2つの理由があるんじゃないかと思います。
ボクサータレントのイメージ
ガッツ石松さんや輪島功一さん、具志堅用高さん、最近では内藤大助さんなどがバラエティ番組で見せる天然な仕草や、意味不明!?な言動、また呂律が回っていない喋り方などの
ボクサー時代に打たれすぎた結果、バカになってしまったのではないか?
というイメージ。
ボクシングを目指す人に不良が多い
漫画「はじめ一歩」では、幕の内君はいじめられっ子ですが、鷹村・青木・木村は不良ですし、あしたのジョーの矢吹丈なんか、もう生粋のアウトローです。
また、世界チャンピオンの中には、昔とんでもないワルだった人も多く、
一般的には不良=賢くない=おバカ? という発想でそういうイメージになっている。
上記の2つの理由から、
「ボクサーにはバカが多い」というイメージが出来上がっているんじゃないでしょうか。
実際にボクサーの頭ってどうなの?
では、実際にはどうなんでしょうか?
僕がジムにいた時の体験をもとに説明すると、、
ボクサータレントのイメージ
つまり打たれすぎて、おバカになったことについては、
これは少なからずあると思います!ひゃ~!!
※パンチドランカーなど重度な病気にならない程度で
理由として、ボクサーは日常的に練習で頭部にダメージを受ける場合が多いから。
これは、主にスパーリングの影響ですね。
スパーリングとは試合形式の実践練習で、試合が決まると頻繁に練習します。
これが、強烈に脳に悪いんじゃないかと思います。まあ、殴られるんだから当然ですよね。
一説には試合で殴られるダメージよりも、スパーリングでのダメージによる蓄積の方が、脳に悪いという説もあるらしいです。
これは、僕の感覚の話で申し訳ないんですが、試合前になるとジムでは1日置きにスパーをやってたんです。
※1日置きで行うのは安全考慮のため。
そして、相手選手から良いパンチをもらうと、しばらく頭がボ~とすることが多かったんです。 恐
イメージでいうと、打たれることで脳の神経細胞(ニューロン)が減る感じ 笑
キャリア終盤には若干物覚えと物忘れがちょっと増えた気も。。。(これでも幼少時は記憶力抜群で、神経衰弱は負けなしでした)
なので、打たれすぎておバカになってしまうことについては、少なからず影響があるのではないかと!
この場合のおバカというのは、知能がという意味ではなく、物覚えや記憶力などに影響が出るかもということですね。
ボクサーに不良が多いことについて
これもざっくりいうと多いですかねー笑
以前違う記事にも書きましたが、練習生には不良の人は多いんですが、プロになる前に大体はやめていきます。理由は毎日の地味な練習に飽きたのか、めんどくさくなったのか。。。
※もちろん、プロになられている人もいたので、全ての人がという意味ではないです!
それよりも、学歴の低い人が多かったですね。
ほとんどは大学まで行かず、高校か専門、高校中退の人が多かったです。
だから普通の人よりも、ちょっとアウトローよりというか、ちょいワル!?みたいな感じの人が多かったかなー。
そうすると、昼間の仕事は土方や鳶職だったりするので、余計そういうイメージがついてしまうのかと。
でも最近の世界チャンピオンはアマチュア出身の人が目立ちます。
アマチュアの選手は大学出身も多いし、昔では見られなかったお医者さんや弁護士ボクサーがいるなど、近年は高学歴ボクサーが多くなっている気がします。
結論
結論としては、
ボクサーにはおバカが多いというわけでは決してなく、学歴的に見れば低い人が多い。
また、脳へのダメージの蓄積が一般人よりはるかに多いため将来的に脳への影響が心配。
といった感じでしょうか。。
ちょっとふわっとしましたが、、、決してボクサーはおバカばかりではないですよ!
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まとめ
今回は、ボクサーにはバカな人が多いイメージがあるのはなぜか?について書きました。
いかがでしたでしょうか?
プロボクシングの世界を少しでも知ってもらえたら嬉しいです^ ^
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