■このブログは2018年10月30日に書きました。
こんにちは!
ソバネコです。
このブログは、
元プロボクサーで現在デザイナーである、ソバネコがボクシングについて書いたブログです。
今回は、ボクサーが打つパンチの質について書いてます。
ボクシングのパンチの質
ボクシングにはジャブやストレート、フック、アッパーなど多種多様なパンチの種類がありますが、それとは別にパンチの質も重要な要素の一つです。
パンチの質とは、ある程度カテゴリーに分けることができ、これらのパンチを持っているボクサーは総じてハードパンチャーと呼ばれます。
・キレるパンチ
・重いパンチ
・硬いパンチ
これらのパンチの質は、練習して身に付くというよりは、生まれつきその人が持っている個性みたいなもので、筋肉の付き方や速筋と遅筋の割合によって決まると言われており、後天的に身に付くものではないと思います。
個人差が出るのもこのためですね。
キレるパンチはカッチーン!
重いパンチはドスン!
硬いパンチはパッキーン!
パンチの質については、体の感覚に依存する部分が多く、言葉で明確に解説がしづらいですが僕なりまとめみるとこんな感じに。
切れるパンチ
このパンチはダメージを受けると、よく刃物で切り落とされたような痛みがあると言われますが、クリーンヒットすると一瞬で意識を飛ばせるほど危険なパンチです。
打った本人はそれほど強く打ち込んだ意識はないのに、相手にはめっちゃ効くと言うのも特徴ですかね。
このキレるパンチは、恐らく速筋の割合が多い瞬発力があるボクサーに多いと思います。
キレるパンチはにダウンを奪いやすいので、KO決着が多くなります。
擬音で言うと「カッキーン!」って感じ
重いパンチ
このパンチは一瞬で相手をダウンさせるような性質ではありませんが、体の内部に鈍いダメージがたまります。
擬音で言うと「ドスン!」って感じ
なので相手はラウンドを重ねるごとにダメージが蓄積され動きが鈍くなります。
この重いパンチは、割と筋肉量が多く腕力が強いボクサーに多いと思います。
硬いパンチ
このパンチは殴られると、「石でも握ってるんじゃないか?」と思うぐらい拳で殴られたとは思えないほど異質なダメージを受けます。
硬いというのは拳が硬いって意味ですね。
この硬いパンチは当たる瞬間にナックルの握りをしっかり返すことで威力が発揮され、常人より握力が強いボクサーに多いと思います。
また、顔にダメージを受けると腫れやすくなるのもこのパンチの特徴です。
擬音で言うと「パッキーン!」て感じ
どうすればパンチの質を変えられる?
上記に説明したそれぞれのパンチの質は、パンチを打つ動作だけでどうにかなるというより、
ボクサーの体格や反射神経や運動神経、筋肉量や筋肉の割合(速筋と遅筋)など総合的に決まるものだと思います。
つまり、その個人のトータルな能力によって現れる結果とでも言うんでしょうか。
なので自分が硬いパンチを身につけたい!と思っても威力を近づけることはできるかもしれませんが、ナチュラルに硬いパンチを出せる人には勝てないと思います。
結論としては、自身が持って生まれたパンチの質は変えることはできないと思います。
それと求めるよりは、自分のパンチの質を知り、それに合わせた戦略を立てたほうがボクシングは上達するんじゃないでしょうか。
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まとめ
今回は、ボクサーが打つパンチの質について書きました。
いかがでしたでしょうか?
プロボクシングの世界を少しでも知ってもらえたら嬉しいです^ ^
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