ボクシング 井上尚弥の強さの秘密は距離感にある?




■このブログは2019年9月11日に書きました。

こんにちは!
ソバネコです。

このブログは、
元プロボクサーで現在デザイナーである、ソバネコがボクシングについて書いたブログです。

今回は、ボクシング界のスター 井上尚弥選手の強さの秘密(ボクシング技術)について書いています。

井上はなぜ強いのか?

井上選手はなぜこんなにも強いのでしょうか?
2019年8月時点では18戦18勝(16KO)で無敗のパーフェクトレコードです。試合も見てみると最近は早いラウンドでのKO決着が多く、「圧倒的に強い」と言えます。しかし、それと同時にこんな疑問が浮かびませんか?

「なんであんなに強いの?」

「どんなところが強いの?」

強いのはわかるが、その強さの秘密が知りたい。
そんな人も多いと思います。

今回は、井上選手のボクシング技術についてをまとめました。

ボクシングでは強い選手を語るとき「センスがある」「天性の素質がある」などギフテット的な比喩で語ることが多いですが、もっと分かりやすい言葉で伝えている有識者を集めてみました。

辰吉丈一郎が語る井上尚弥

辰吉さんは井上選手にとって憧れの選手。二人ともバンタム級でアマチュアから鳴り物で入りでプロに転向した経歴があります。天才から見たモンスターはボクサーとしてどこか優れているのか?

これは2019年8月18日に“THE PAGE”に掲載された内容です。

辰吉「ほんま強いな。もちろんパンチがあるんやけど、それ以上にセンスがあるんよ。ボクシングには、そこで打てば一番パンチが利くというタイミングとポジションがある。相手からすれば、ここで打たれたら一番ダメージをもらうという場所やね。

井上君は、その場所とタイミングを瞬時にして見つけて、そこからパンチを打つというセンスが優れているんよ。

うちのコンビネーションも同じ。うちも一発のパンチ力はあるわけやないから、その場所を探してコンビネーションを打っていた。やみくもに連打を打っていたわけとちゃうから。そこが井上君の強さやろな」

昨年10月のWBSS1回戦の元WBA世界同級スーパー王者のファン・カルロス・パヤノ(35、ドミニカ共和国)との試合は70秒でケリをつけたが、左のジャブを体をずらした位置から角度を変えて内側からヒットさせ、相手が反応して反撃に出てくるところに死角から右のストレートをカウンターで合わせてKOで葬った。

WBSS最大の難関と言われたIBF世界同級王者、エマヌエル・ロドリゲス(26、プエルトリコ)との準決勝では、恐れずプレスをかけてきた相手と1ラウンドは互角のカウンターの応酬となったが、2ラウンドに入ると井上尚弥は、即座に対応。

重心を落とし、前後にステップを踏んで距離を作り、内側からねじこむようにして伸ばしたショートストレートで粉砕。立ち上がったロドリゲスに左右のボディ攻撃で血祭りにあげた。

辰吉の言う通り、なるほど、そのKO劇は、力任せのパンチ力に頼ったものではなく、“神の域”にあるタイミングとポジション(距離)の妙があった。

記事出典:THE PAGE

辰吉さんらしい独特で細かい分析力ですが、パンチを打つセンスと打つ際のポジショニングのうまさが特に優れていると言っていました。

ポジショニング=距離感

ですよね。
距離感といえば、前回の佐野さんも同様のことを言っていました。

山中慎介さんが語る井上尚弥

過去に山中慎介さんにもインタビューした記事がありました。山中さんはかつてバンタム級で一時代を気づいたレジェンドボクサーの1人。

これは2019年5月15日に“exciteニュース”に掲載されたインタビューです。

――井上選手の優れている点はどこなのでしょうか。

山中「スピードやパンチ力などすべての項目が10点満点なんじゃないですかね。特にどのパンチをどこに当てるか、距離感の把握が早いんでしょう。瞬時に距離や当てるポイントをつかむ能力はずば抜けていると思います」

――課題はありますか。

山中「ないでしょう。以前、井上選手は防衛戦のなかでサウスポースタイルで戦ったことがあったけれど、あのままでも倒してしまうだろうと思ったほどですから。あのとき僕は現役だったので、同じサウスポーという点では誰にも負けたくないと思ったのを覚えています」

記事出典:exciteニュース

ここでも距離感の話が出てきました。

パンチ、スピードがあるのは当たり前でそこにプラスして、「距離」を測る能力がずば抜けていると。元ボクサーだからこそわかる視点です。

2つのインタビューに共通すること

今回のインタビュー記事抜粋では、パンチやスピード面での評価以外に

井上選手の「距離感を把握する能力」

が図抜けいていると言っていたことが印象的でした。

一時代を築いたボクサー2人が同じことを言っているのは、信憑性があります。

この距離感の妙は普通に見ているとはわかりづらいですが、対人スポーツではめちゃくしゃ重要な要素です。ボクシングの理想に「相手のパンチに当たらず自分のパンチを当てる」、つまり「打たれずに打つ」と言う理想のスタイルがありますが、これも実行するには自分と相手の距離を瞬時に把握する能力が高いことが条件の1つにあると聞いたことがあります。

この辺りは持って生まれた素質があるのでしょうか?それともトレーニングで学んだことの賜物なのか?気になるところです。

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まとめ

今回は、ボクシング界のスター 井上尚弥選手の強さの秘密(ボクシング技術)について書きました。

いかがでしたでしょうか?

井上選手だと一番に目につくのがパンチ力ですが、意外にもレジェンド2人が語ったのは「優れた距離感覚」でした。次回のWBSS決勝戦ではこの辺りにも注目すると面白いかもしれません。

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