■このブログは2018年12月5日に書きました。
こんにちは!
ソバネコです。
このブログは、
元プロボクサーで現在デザイナーである、ソバネコがボクシングについて書いたブログです。
今回は、村田諒太選手が再起を決意した会見内容について書いてます。
12月4日に帝拳ジムで会見が行われ会見の冒頭に、村田選手が現在の状況を話しました。
「こんなに多くの方々がお集まりくださりありがとうございます。
前回の試合振りを考えて良いところが無く自分自身、不甲斐無い気持ちが残り、あの試合が自分のボクシングの集大成で良いのか、という気持ちが沸いてきました。
前回の試合に向けてハングリーさだったり、自分の中で求めるものだったり欠如していたところがあったと思っています。」
「試合に望む気持ちをしっかりと造り直してもう一度世界の舞台に立てるように、そしてただ立っただけでなく心身ともに求めるものを組み立て直して行きたいと考えています。
このままでは自分のボクシングを終わらせられない、という気持ちですが、(ブランクの間に)少し太りましたね(笑)。」
「もう一度世界の舞台に立つことだけが目標ではありませんが、やはりボクシングをこうして続けることを選択したなかで自分の伸びしろが無いとなればどうしようも無いし、前回以上のパフォーマンスを出せなければリングに立つ意味は無いと思っています。そうしたことを確かめながらやっていきたいと思っています。
復帰して世界戦のリングに立ちました、負けました、では意味が無いと思っています。その辺りを自分でも見極めながらやって行きたいです。」
出典:帝拳HP
ブラント戦に負けたままで、自分のボクシングキャリアを終わらせることは嫌だが、じゃあ、それに対して今後どうするのか?について葛藤している様子が伺えます。
会見内容のまとめ
以下は会見で行われた内容を元に、特に気なる部分をソバネコなりに簡単にまとめました。
再起のきっかけは?
これといった決め手はないが、だんだんとブラント戦がキャリアの最後でいいのかという思いが膨らんできたことが決め手になったと感じている。
ブラント戦で学んことは?
相手を倒す起死回生の一発が無かったことが悔やまれ、反省することが多い。
しかし、反省が多いということは学ぶことも多く、反省=学ぶと捉えているので今後見直せる余地があるのでは?と感じている。
ブラントとの再戦へのこだわりは?
映像は2回見たが、再戦へのこだわりはない。
世界的に層が厚い階級なので、すぐに世界タイトルマッチが出来るとも思っていないので、まずは、周囲に対してまた試合を組んでもらえるようなアピールをしていかないといけないと考えている。
もう一度世界チャンピオンに返り咲きたいか?
自分の中で今振り返れば、ハングリーさが欠如していたこともあり、またモチベーションを上げることは難しいと感じている。
そう意味でもまずは新しいチャレンジだと思ってそういう気持ちを見つけることからはじめるのが大事だと思う。
負けたことで、ボクシングスタイルの変更はあるか?
ベースの部分は変える必要はないが、心理面や技術面の細かい部分でバランスの修正などが必要で、それが今後の課題となってくると思う。
今後階級を変える考えはあるか?
階級については、現在のミドル級でも減量は問題はない。
一回級下のスーパーウェルター級でもいけると思うし、一回級上のスーパーミドル級でもいけると思う。
全てはマッチメーク次第だ捉えている。
ブラント戦を振り返ってタラレバはあるか?
結果論でいえば、タラレバはもちろんある。
しかし、あの日あのリングで出した結果が自分のベストだと思っている。
大事なことはそのことを後悔するよりも、そこからどう反省して次に活かせるかだと考える。
以上が大まかな会見内容でした!
インタビュー内容から、余計な後悔をせずに敗戦をしっかり分析し、次に活かせる道を模索することが大事だという一貫した村田選手の考えが伝わりました。
この敗戦が今後どういう形でプラスとなるのかはたまたマイナスとなるかはわかりませんが、頑張って欲しいですね!
帝拳ジムのHPでは会見内容の全文が公開されていますので、ぜひこちらもご覧ください!
まとめ
今回は、村田諒太選手が再起を決意した会見内容について書きました。
ぜひとも次の再起戦をいい形でクリアして、日本人としてミドル級で世界に通用するところを証明して欲しいです!
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