■このブログは2019年11月13日に書きました。
こんにちは!
ソバネコです。
このブログは、
元プロボクサーで現在デザイナーである、ソバネコがボクシングについて書いたブログです。
今回は、2019年11月7日にさいたまスーパーアリーナで行われたWBSSバンタム級決勝の井上尚弥VSノニト・ドネア戦について書いています。
WBSS決勝戦見に行ってきました!
11月7日、WBSSバンタム級決勝戦 井上尚弥VSノニト・ドネア戦を見に行ってきました。
この日はド平日の木曜日。にもかかわらず、2万2000人(公式発表)が会場に集まりめちゃくちゃHOTな空間になってました!
さいたまスーパーアリーナがある「さいたま新都心」駅からはすでに人が溢れかえっており、僕が行ったのは試合開始前の17時ごろなんですが、会場前ですでにこの様子 笑
会場のグッズ売り場では限定のTシャツや応援タオルが。これらを買うにも並んだら2時間待ち!
正直いるのか?と思ったりしましたが、やっぱり記念ものです、、、グッズ販売は大成功だった模様です。
井上選手の等身大パネルも!これと一緒に記念撮影する人が多くて、アイドル並みの人気。
井上選手が監修したりコラボした商品もガンガン売れてました。
実際に会場に並ぶところ。めちゃちゃ混んでて、会場に入る前に30~1時間ぐらいかかったかな。
こちらは会場に入った時にもらったパンフレット。
普通、ボクシングの試合は8~10試合はあるんですが、予備試合も含めて6試合と短めでした。
テレビ放送の関係もあるのか、井上兄弟に集中!って感じの構成です。
この位置が僕が座った席から見たリング。かなり小さいですがなんとか選手は見えます。。
これでも3万円席なんですよ!!
今回のチケットは一般で購入できるのが最安値が1万円で最高値が10万までとかなり高額の価格帯でしたが即完売してました。これだったらめちゃくちゃ頑張って10万円のチケットを買えばよかったと少し後悔。
さいたまスーパーアリーナは3階席まであるすり鉢状の構造になっており、
1階 | VIP/関係者/5万円~10万円の席 |
2階 | 3万円の席 |
3階 | 1万円~2万円の席 |
という構成みたいでした。正直、1~3万円の席はどこでも距離的にはあんまり変わらなかったかも。
液晶も大型スクリーンが会場の四方にあるんですが、会場が大きすぎてあんまりよく見えなくて、、
ここぐらいの席はオペラグラスが必須ですね。
でも、リングや演出がWBSS仕様になっており、普通の世界戦とは違った雰囲気がかっこよかったです。まず、リングが黒一色で統一されているのが珍しく、日本の世界戦でよくあるスポンサー広告が全くない潔い感じがグッドでした。外国製の演出って感じですかね。
井上拓真VSウーバーリの感想
世紀王者と暫定王者の一戦。結果はウーバーリの3-0の判定勝ちでした。
公式のポイントは
ウーバーリ | 井上拓真 |
117 | 110 |
115 | 112 |
120 | 107 |
とジャッジの1人は120のフルマークでウーバーリを支持していました。
拓真選手は4ラウンドにダウンもし、残念ながら完敗の印象。
観客席から見た感じは全ラウンド通じて、手数が多く積極的な攻めのウーバーリに対して手数が少なくカウンター狙いの拓真選手と行った構図。
ウーバーリは手数を出していたので、見栄えも良く試合をコントロールしていたように感じました。パンチもあったのかな?
この試合は4ラウンドと8ラウンドの2回、ポイントの公開がありジャッジはどちらも大差でウーバーリを支持していて、それを聞いたウーバーリは8ラウンド以降は明らかに安全運転で逃げのボクシング。
しかし、要所要所ではうまく見せ場を作って逃げ一辺倒ではないアピールでポイントを奪われないうまさもありました。さすが元オリンピック選手といったところ。
拓真選手はキャリア初の黒星ですが、試合後に今後はポイント取り方を研究したいとコメントがあったように、自分の感覚でのポイントとジャッジが採点したポイントに差があったようで、ボクシングの難しいところなんだな〜と思いましたね。
井上尚弥VSドネアの感想
待ちに待った位井上選手の登場、決勝ということで演出も超ド派手! まずはドネア選手が登場し、その後に井上選手の登場。会場のボルテージも最高潮でした。
ここら辺はたとえ席が遠くても、会場に行かないと感じられない臨場感を味わえまくりでした。
試合は2ラウンドにドネア得意の左フックて井上選手が右眉をカット、11ラウンドに井上選手の左ボディーでドネアがダウンとハラハラする展開で19年の年間ベストバウトに推されるぐらいのナイスファイト。
井上尚弥 | ドネア |
116 | 111 |
114 | 113 |
117 | 109 |
と3-0で井上選手フルマーク勝利でしたが、11ラウンドのダウンがなければどっちに転ぶかわからなかった内容。 ジャッジの一人は114-113でしたし。
試合の感想は、ドネア、ツエェェェェー!
やはり、レジェンドは歳をとってもレジェンドだったということでしょうか。
試合が始まるまでは観客全員が何ラウンドでドネアを倒すんだ?っていう期待が会場を包んでいたんですが、試合が始まると意外!?にもドネアが前に出て下がらない。最近の試合は井上選手が前に出てプレッシャーをかけて、相手が下がる展開がほとんどだったのでおやっとしました。
また、井上選手の攻撃で要所要所でドネアがぐらつくんですが、最後までは崩れない。
ドネアは打たれ強いのか?それとも井上選手が不調なのか?いつもとは違うぞ!?っていう感じが出てきたときに2ラウンドで井上選手の右瞼のカットがあり、悲鳴にも似た歓声が飛んでましたね。
それ以降のラウンドは、井上選手が右瞼をカットした影響か右を打てず左を主体にして戦う展開に。左でも強振なので当たったら倒れそうなパンチでした。そして、終盤の11ラウンド。このままズルズルいくのかと思った時のコンビネーションからの左ボディーが決まり、会場総立ちの大熱狂。そして12ラウンドもお互い引かずに打ち合い試合終了後はスタンディングオベーションの大喝采。
しかし、ドネアは11ラウンドの左ボディーを貰ってよく立ったと思います。あれは完全に意地なんじゃないかな。もろ入ってましたもんんねー
ボクシングの試合でここまで会場が熱狂したのは最近なかったんじゃないかってぐらいのすごさでした。
テレビで見ると近くから観れるのでわかりやすいですが、行って見るのもいいなーと思いました。
正直チケットは高かったけど、十分元取れた試合だと思います。
勝利者インタビューでは 拓真選手の敵を討ちたいとウーバーリとの対戦を希望しており、 来年以降の展開も楽しみ。
まとめ
今回は、2019年11月7日にさいたまスーパーアリーナで行われたWBSSバンタム級決勝の井上尚弥VSノニト・ドネア戦について書きました。
いかがでしたでしょうか?
ボクシングは会場に行くからこそ味わえる独特の臨場感も醍醐味の一つだと思います。さいたまスーパーアリーナだとちょっと、、という人は、後楽園ホールだと気軽に行けるのでオススメですよ!
■ 他のボクシング用具についてはこちら!
■よく読まれている記事はこちら!
■その他のボクシング関連記事はこちら!
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。