■このブログは2018年7月11日に書きました。
こんにちは!
そばねこです。
このブログは、
元プロボクサー・現在デザイナーである、ソバネコがボクシングについて書いた記事です。
今回はプロボクサーの強さの基準、ライセンス制度について書いています。
プロボクサーのライセンスとは?
日本国内のボクシングジムに通い、プロテストを受け合格したら晴れて「プロボクサー」なれ、国内の公式試合に出場できます。
プロボクサーになったと同時に、ライセンスというものが発行されます。
こんなの↓
これはC級ライセンスなんですが、アマチュアボクシング経験などがない限り、誰でもまずはC級ライセンスのボクサーになります。
いわゆる4回戦ボーイというやつですね。
ライセンスには種類があり、
C級(4回戦)
↓
B級(6回戦)
↓
A級(8回戦)
というように強くなります。
上のライセンスに行くには、勝ち上がって勝ち星を増やしていく他ありません。
ボクシングは勝ち上がってなんぼの完全なる実力社会
プロボクサーは、
中学高校などにあるスクールカーストもびっくりの、完全なる実力社会です。
媚びも根回しもコネも全く意味をなさず、ただ純粋に“強いか弱いか”が自分の評価になります。
前の段落でも書いた通り、勝ち上がっていくことでのみで自分のライセンスを上げれます。
よく4回戦ボーイという言い方をしますが、
これはC級のボクサーが試合で戦う回数が4回(4R)だからに由来します。
C級で4回勝てばB級に上がれるというわけですね。
階級の上がり方
C級からの場合、
・C級からB級に上がるためには4勝
・B級からA級に上がるためには2勝
※引き分けは0.5勝とカウント
の勝ち星が必要となります。
例えば、5勝2敗2分の戦績の選手がいたとします。
この選手は、勝利数が
6勝【5勝+1勝(引き分けは0.5)】
となり、A級ボクサーになりますね。
ライセンスの更新と年齢制限
プロライセンスの有効期限は1年間で、基本自動更新です。
ライセンス更新をする際は最近1ヶ月以内の健康診断の提出が義務付けられています。
そういえば、現役の頃って診断書出したかな。。?あまり記憶がありません。。。笑
また、年齢の上限は原則的に36歳。
37歳の誕生日を迎えると自動的にライセンスは失効します。
ただ例外があり、
・現役のチャンピオン
・トーナメントに出場中の選手
については、チャンピオンは防衛が失敗した場合、トーナメント出場中の選手はトーナメントの結果が出るまでは、ライセンスは失効されません。
A級とB級、そしてC級の力の差ってどのくらい?
僕がC級だった頃、試合が近いと力量が同じC級の選手とスパーリングをやっていましたが、たまに相手がいないと、格上のA・B級の選手とやることがありました。
彼らとの力量を一言で言うと、
次元が違います。
ちょっと言い過ぎかもしれませんが、子供と大人ぐらいの差がありましたね。
(僕がただ弱かっただけというのも 笑)
会長からは必ず手加減をしろと命令がありましたし、彼らは体の使い方を知っているというか、無駄な体力を使わないというか、うまく書けませんが、C級とA・B級との差ってかなりでかいのです。
先ほどの段落でも書きましたが、C級からB級に上がるためには4勝する必要があります。
なーんだ4回勝てばいいのか!
と思うかもしれませんが、試合をする場合、ボクサーは最低でも2〜3か月間を準備期間に当て、その試合のことだけ考えて練習します。
1勝の比率が他の競技に比べてめちゃくちゃ重いんですよね。
なので、B級に上がるのに早い人でも1年以上かかることはざらです。
それだけの時間と経験が蓄積されるため、C級とA・B級では力の差が大きいことがわかってもらえたでしょうか?
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まとめ
今回はプロボクサーの強さの基準、ライセンス制度について書きました。
いかがでしたでしょうか?
プロボクシングの世界を少しでも知ってもらえたら嬉しいです^ ^
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