■このブログは2020年2月16日に追記しました。
こんにちは!
ソバネコです。
このブログは、
元プロボクサーで現在デザイナーである、ソバネコがボクシングについて書いたブログです。
今回は、国内のボクシングジムの中で、大手ジムはどのくらいあるのか?について書いてます。
大手ジムの定義
今回選んだジムは、僕の独断と偏見で決めているので予めご容赦ください。泣
また、選ぶにはそれなりの基準がないといけないので、僕なりの大手ジムの定義を決めました。
2020年現在で、ジムに勢いがある |
過去に2名以上の世界チャンピオンを輩出 |
ジムのマッチメーク力が強い |
歴史が古い老舗だけでなく、コンスタントにチャンピオンを輩出している |
ジムのマッチメーク力とは、そのジムが所属選手にいかに有利な試合状況を持っていけるかの交渉力のことです。
例えば所属選手が世界タイトルに挑む場合、マッチメーク力が強ければ外国のチャンピオンを日本に呼んで開催できますが、交渉力が弱いと敵地に行かなくてはならないなど、陣営が不利になる場合があります。
国内の大手ジム
大手ジムは人口が多い関東に集中している傾向があります。
世界チャンピオンがいるジムは地方にもありますが、マッチメーク力や資金力の差でなかなか苦労しているジムも多い模様。
これから紹介する5つのジムはボクシングをやっていない人でも、一度は聞いたことはあるんじゃないでしょうか?
・協栄ボクシングジム
・帝拳ボクシングジム
・大橋ボクシングジム
・角海老宝石ボクシングジム
・ワタナベボクシングジム
この中でも、協栄・帝拳・角海老宝石は歴史も長く有力ジムとしてボクシング界では超大手に位置しますね。
本来ならヨネクラボクシングジムという老舗シムが入りますが、会長である米倉氏が高齢になり、また体調不良が原因でヨネクラジムは2017年に閉鎖してしまいました。
このニュースは新聞やテレビでも話題に登りました。
協栄新宿ボクシングジム
亀田三兄弟が所属していたことで有名で、現在は3男の知毅選手が現役で在籍しています。
プロモート力が異常に強力で資金力もあるため、基本的には自主興行で試合に出れる確率が高いです。
また、系列ジムが全国にもあり規模は最も大きいです。東京にある協栄ジムは一番設備がいいですかね。
間違いなく日本屈指の大手名門ジムです。
2019年に金平会長とジムオーナーとのトラブルで、一時プロボクシングジムとして休会状態となりましたが、2020年2月に会長が代わり「協栄新宿ボクシングジム」として生まれ変わりました。現在ではまたJBCに加盟してプロ育成が可能なジムとなっています。
協栄新宿ジムの歴代世界チャンピオン
海老原博幸(WBA・WBCフライ級) |
西城正三(WBAフェザー級) |
具志堅用高(WBAライトフライ級) |
上原康恒(WBAスーパーフェザー級) |
渡嘉敷勝男(WBAライトフライ級) |
鬼塚勝也(WBAスーパーフライ級) |
勇利アルバチャコフ(WBCフライ級) |
オルズベック・ナザロフ(WBAライト級) |
佐藤修(WBAスーパーバンタム級) |
亀田興毅(WBAライトフライ級) |
坂田健史(WBAフライ級) |
佐藤洋太(WBCスーパーフライ級) |
協栄ジムへのアクセスはこちらから!
帝拳ボクシングジム
帝拳所属で今最も有名な選手といえば村田諒太選手でしょう。
会長は帝拳の初代会長本田明氏の次男 本田明彦氏で、帝拳も協栄と同じく大手であり超名門のジムです。
日本では東京の他に大阪・青森・福岡と3つの直系列ジムがあり、ナニワのジョーこと辰吉丈一郎選手も大阪帝拳ジムに所属していました。
帝拳ジムの歴代世界チャンピオン
大場政夫(WBA世界フライ級) |
浜田剛史(WBC世界スーパーライト級) |
渡辺二郎(WBA・WBC世界スーパーフライ級) |
六車卓也(WBA世界バンタム級) |
辰吉丈一郎(WBC世界バンタム級) |
ホルヘ・リナレス(WBC世界フェザー級・WBA世界スーパーフェザー級・WBC世界ライト級) |
西岡利晃(WBC世界スーパーバンタム級) |
鬼塚勝也(WBAスーパーフライ級) |
粟生隆寛(WBC世界フェザー級、WBC世界スーパーフェザー級) |
下田昭文(WBA世界スーパーバンタム級) |
山中慎介(WBC世界バンタム級) |
五十嵐俊幸(WBC世界フライ級) |
三浦隆司(WBC世界スーパーフェザー級) |
木村悠(WBC世界ライトフライ級) |
村田諒太(WBA世界ミドル級) |
帝拳ジムの所在地(東京)協栄ジムへのアクセスはこちらから!
大橋ボクシングジム
協栄、帝拳に比べるとチャンピオン数では劣りますが、今一番勢いがあるのが大橋ジムじゃないでしょうか。
何といってもWBSSに出場する井上尚也選手の活躍が目覚ましいです。
会長は元WBC・WBA世界ストロー級チャンピオンの大橋秀行氏。
ジム開設当初は弱小ジムの一つでしたが、2004年のに川嶋勝重選手がジム初の世界チャンピオンになったあたりから、有望な選手のリクルートを始め、一気に有名ジムになりました。
大橋ジムの歴代世界チャンピオン
川嶋勝重(WBCスーパーフライ級) |
八重樫東(WBAミニマム級・WBCフライ級・IBFライトフライ級) |
井上尚弥(WBCライトフライ級・WBOスーパーフライ級・WBAバンタム級) |
上記の世界チャンピオン以外にも、有力選手がゴロゴロおり、僕の勝手な人選ですが一部の選手をご紹介します。
原隆二(元日本ミニマム級王者・元OPBF東洋太平洋ミニマム級王者) |
井上拓真(元OPBF東洋太平洋スーパーフライ級王者) |
松本亮(元OPBF東洋太平洋スーパーフライ級王者) |
清水聡(現OPBF東洋太平洋フェザー級王者) |
溜田剛士(現日本フェザー級ユース王者) |
平岡アンディ(現日本スーパーライト級ユース王者) |
井上浩樹(スーパーライト級日本チャンピオン) |
大橋ジムへのアクセスはこちらから!
角海老宝石ボクシングジム
この角海老宝石ジムも有力なジムの1つです。
会長は鈴木眞吾氏。
角海老宝石ジムの歴代世界チャンピオン
小林光二(WBC世界フライ級王座) |
イーグル京和(WBC世界ミニマム級王座) |
小堀佑介(WBA世界ライト級王座) |
小國以載(IBF世界スーパーバンタム級王座) |
角海老宝石ジムでは、歴代チャンピオン以外にもタレントが多いのも特徴で、人気の高い坂本博之選手や榎洋之選手も在籍していました。
岡田博喜(元日本スーパーライト級王者・WBOアジア太平洋スーパーライト級王者) |
藤本京太郎(元K-1ヘビー級王者・日本ヘビー級王者・OPBF東洋太平洋ヘビー級王者・WBOアジア太平洋ヘビー級王者) |
細川バレンタイン(現日本スーパーライト級王者) |
渡部あきのり(元日本ウェルター級王者・元OPBF東洋太平洋ウェルター級王者・元PABAスーパーウェルター級王者・日本スーパーウェルター級暫定王者) |
大橋健典(元日本フェザー級王者) |
坂本博之(元日本ライト級王者・元OPBF東洋太平洋ライト級王者) |
本望信人(元日本スーパーフェザー級・元OPBFスーパーフェザー級王者) |
榎洋之(元OPBF東洋太平洋フェザー級王者) |
渡邉一久(元日本フェザー級王者) |
など他に有名な選手がたくさんいます。
協栄ジムへのアクセスはこちらから!
ワタナベボクシングジム
ワタナベジムではやはり内山高志選手が有名じゃないでしょうか。
世界チャンピオンになってから、11回連続防衛の記録した名チャンピオンですね。
会長は渡辺均氏。特徴的なのはジムが東京山手線の五反田駅の目の前にあり、電車から練習風景が見れます。
ワタナベボクシングジムの歴代世界チャンピオン
内山高志(WBAスーパーフェザー級) |
河野公平(WBAスーパーフライ級) |
田口良一(WBA・IBFライトフライ級) |
京口紘人(IBFミニマム級) |
ワタナベジムへのアクセスはこちらから!
有力ジムに入門するなら
ここに書いたジム以外にも全国にはたくさんのジムがあり、そこから数多くの世界チャンピオンが誕生しています。
有力ジムに入門を考えている場合、
注意したいのは練習生やプロ選手が多く、なかなか練習を見てもらえない可能性があること。
競争率が高いんですね。
また、ジムもビジネスなので、有望な選手を世界チャンピオンにすることで様々な収益を見込みます。その場合、ジムの生え抜きを育てる以外に、会長がリクルートすることもあります。
リクルートの場合、アマチュアで実績がある選手をスカウトするんですが、
大手有力ジムになればなるほど、リクルートをする傾向が高いです。
なぜなら、ある程度有望な選手に力を注いだほうが、チャンピオンになれる確率が高いため。そう考えると、ボクシング経験の無い人がいざプロを目指して大手ジムに入門した場合となかなか目をかけてもらえないなんてことが多々あるんです。
大手に入る場合は、そのあたりのジム事情の予備知識を持っておくと、入った後のギャップがなくていいですよ!
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まとめ
今回は、国内のボクシングジムの中で、大手ジムはどのくらいあるのか?について書きました。
いかがでしたでしょうか?
プロボクシングの世界を少しでも知ってもらえたら嬉しいです^ ^
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