■このブログは2018年8月6日に書きました。
こんにちは!
ソバネコです。
このブログは、
元プロボクサーで現在デザイナーである、ソバネコがボクシングについて書いたブログです。
今回は、自分にボクシングセンスが無いと思った時の考え方について書いています。
前回の記事で、ボクシングセンスがある人ってどんな人?という記事を書きました。
これは僕なりにボクシングセンスについてを定義をした記事で、今回はそのpart2として「ボクシングのセンスが無い」、もしくは「あまり無いかな?」と思った時にどうすればいいのか?をまとめてみました。
自分にセンスが無いと思ったら
ある程度ボクシングを続けていると、なんとなく自分にどの程度のセンスがあるのかわかってきます。
では、仮に自分にセンスが無いなと気づいた時、一体場合どうすればいいんでしょうか?
結論を書く前に、わかり易くボクシングの能力をパラーメーターにしてみます。
パラメーターの項目は5段階(あくまでイメージです)
・パンチ力
・スピード(俊敏性)
・テクニック
・スタミナ
・メンタル
・運動神経(センス)
【センスのあるA選手】
【あまりセンスが無いB選手】
実際には、運動神経(センス)があるから、パンチが強かったりスピードがあったりするんですが、ここではひとまず項目別で分類しています。
また、“スピードは普通でもパンチがめちゃくちゃ強い人”や、“スピードがずば抜けている人”などもありますが、あくまでイメージとして。
こんな両者がいた場合、センスがあるA戦手は円が大きく、対してあまりセンスが無いB戦手は円が小さいですね。仮に2人が戦った場合、B選手が正攻法では勝つことは難しいと思います。
そこで大事なのが“局地戦”という考え方です。
局地戦で勝つ
局地戦とはどういう意味なんでしょうか。
辞書で調べると、
限られた地域内での戦争または戦闘
とあります。
これを僕的に解釈すると、
総合的には負けるが、ある1部分において優位なポイントを作り勝つことだと思っています。
先ほどの例でみると、、、
【センスのあるA選手】
【あまりセンスが無いB選手】
こんな両者が正攻法で戦った場合、B選手はなかなか厳しい戦いになります。
そこで、B選手がスタミナを徹底的に鍛えたみたとします。
すると、、、
また、もう別の考え方として、テクニックを徹底的に鍛えてみたとします。
こうなることで、
全体的に見れば勝てなくても、特定のある1部分では相手に勝てるポイントが生まれます。
そして、その部分に関しては自分の土俵で戦うことができます。自分の土俵で戦うことが出来れば、勝つ確率も高くなりますよね。
また、ポイントは後天的に伸び代がある部分を鍛えること。
パンチ力やスピードはある程、生まれつきの運動神経(センス)による部分が大きいのに対し、スタミナやテクニックは練習量に依存します。
例えば、
スタミナを誰にも負けないように鍛えた場合、
KOを狙わずフルラウンド戦う想定にし、スタミナを活かした手数勝負でポイントを奪取する戦略が取れます。
また、テクニックを誰にも負けないように鍛えた場合、
的確なコンビネーションを磨いて、有効打でポイントをリードする戦略が考えられます。
実際にはこんな単純ではないですが、
自分を客観的に見れば自分の戦力を把握出来る。
↓
局地戦を意識し、ここなら誰にも負けない部分を鍛えて戦う。
↓
それが自分の長所になる。、
といった形で、考え方をシフト出来ればセンスに頼らない、自分だけの戦い方を見つけることができるのではないでしょうか。
スラムダンクに見る局地戦の例
世の中には漫画からでも学べることって多いですよね。特にスポーツ漫画にはハッ!と驚かせられるシーンもあります。
中でも、今回のブログの“局地戦”について触れている漫画がありました。
それはバスケ漫画の金字塔 スラムダンク!
局地戦の話はこんな場面でした。
バスケットのインターハイ全国制覇をかけて、主人公の桜木花道率いる湘北高校バスケ部が、トーナメン2回戦で山王工業と戦う場面です。
山王工業はインターハイを毎年優勝するほどの強豪中の強豪。
対して湘北高校はそれぞれの選手の能力は高いが全国的に見て無名の弱小校。下馬評で見ても圧倒的に不利という状況。
かくして試合が始まりますが、山王工業は無名の湘北高校に微塵も負けるとは思っておらず、わざわざスタメンを途中交代して、将来有望な若手1年生を場数を踏ませるために投入します。
そこですかさず湘北高校の名将、安西監督は仕掛けます。
山王工業の選手は個々の能力が高く、まともに戦っても厳しい。しかし、若手1年生と同じポジションの桜木花道となら、桜木の方が能力が上と判断。
桜木花道を中心に攻めの戦略を考え、チームを勢いに乗らせようと考えます。
結果、下馬評を覆し湘北高校がリードして前半戦を終えました。
長くなりましたが、、汗
この場合、監督がチームの戦力を客観的に見て的確な指示を出していますが、局地的に勝つということをわかりやすく描いています。
ボクシングに限らず、このような考え方は勝つための戦略として、スポーツ全般に共通していえることではないかと思います。
ぜひこの考え方を意識すると、また違った見え方ができるんじゃないでしょうか。
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まとめ
今回は、自分にボクシングセンスが無いと思ったと時の考え方について書きました。
いかがでしたでしょうか?
プロボクシングの世界を少しでも知ってもらえたら嬉しいです^ ^
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