■このブログは2019年6月8日に書きました。
こんにちは!
ソバネコです。
このブログは、
元プロボクサーで現在デザイナーである、ソバネコがボクシングについて書いたブログです。
今回は、2019年6月22日にAmebaTVで行われる那須川天心VS亀田興毅のスペシャルマッチについて書いています。
2019年にまた面白い対決が実現!
またまたAmebaTVがやってくれました。巷ではもう話題になっていますが、2019年6月22日にAmebaTVで
那須川天心VS亀田興毅のボクシングルールスペシャルマッチが行われます。
那須川選手というと18年大晦日でボクシング界のレジェンド、フロイド・メイウェザーJrとのボクシングルールで負けてしまいましたが、今回は亀田興毅選手との対戦です。
放送はどこで?
放送はネットTVの「AmebaTV」で視聴ができます。
放送日時は6月22日(土)の19時~
スタートは19時からですが、またなんやかんやの煽りが入り実際の試合開始は21時頃〜なりそう。
この放送は基本無料で視聴できます!
しかも、放送終了後7日間以内なら無料で見返しも!
ピンポイントで見れなかった人にはいいシステムですね。
7日以降は有料のAmebaプレミアム会員になればいつでも見放題らしいです。
とりあえず一回見れれば満足かな~笑
どういうルール?
詳しい詳細はまだ明らかになっていませんが、あくまでエキシビジョンマッチで基本的にはボクシングルールで試合をするとのこと。
見所的には、元3階級世界王者の亀田選手がボクシング技術で圧倒するのか?
それとも、キックボクシングが主戦場の那須川選手が、センスと若さでボクシングルールでも勝っちゃうのか?
というところじゃないでしょうか。
その他にも、
・ヘッドギアはつけるのか?
・ラウンド数は?
・ジャッジの判定方式は?
など擦り合わせる必要があるところがモリモリですが、話題性が高い試合なことは間違いないかと。
見所はどこか?
この試合の見所を僕なりにいうと、
ズバリ、那須川選手がどこまでボクシングルールで戦えるのか?
だと思います。
よくボクシングとキックボクシングは似ていると言われますが、ボクシングをやっていた僕の経験からすると、
全く別物の競技だと感じます。
ボクシングはパンチのみで戦い、有効打となる範囲も体の上半身のみ。一方キックボクシングはパンチとキックがあり、体全体が攻撃の対象になります。
パンチ(バックハンドブローもなし)のみで体の上半身しか攻撃できないボクシングと、パンチとキックが使えて体全体に攻撃できるキックボクシング、自然と戦い方が異なるのは当然でしょう。
何が言いたいとかというと、ボクシングとキックボクシングでは、
パンチの質の精度に大きな差があるのではないかと。
キックボクシングはパンチとキックの選択肢があるので、両方の技術が磨かれます。
むしろ手より足の方が筋力があるので、キック重視の戦い方になるんだと思います。
仮に熟練度を100%だとすると、
のようなイメージ
一方、ボクシングは攻撃手段がパンチのみなので、
当たり前ですがこうなりますよね。
攻撃する選択肢が少ないがゆえに、専門性に特化するといいましょうか。
パンチのバリエーションだったり、コンビネーションだったり、精密さだったり、距離感だったり、一つ一つの技術がパンチを打つことに特化するんです。
そう考えると、ボクシングルールは亀田選手の土俵ですから、パワーでガチンコで行くか、距離をとって騙し騙し戦うなど、経験から色々な引き出しが使えます。
本来の亀田選手は距離を取って戦うアウトボクサーなので、距離感に優れているので、うまく距離を取って試合を支配するかもしれません。
(往年の両手のガードを固めて突っ込むスタイルはKOを狙う時のみ)
そんな亀田選手を那須川選手が持ち前のセンスでぶち破るのか?それともペースを崩せずズルズル時間だけが過ぎてしまうのか?
そんなところも踏まえながら見るとより一層面白いかもです。
階級差は影響あるのか?
ボクシングルールで試合を行うときにいつも取りだたされる問題。
それは階級による体重差です。
これはボクシングに限っていえばかなり重要で、2018年の那須川選手VSメイウェザーの一戦では、体重差がありすぎて全く試合にならなかったように対戦者間で体重差が大きいとそもそも競技として成立しません。
では、今回の試合はどうなのか?
亀田選手は3階級制覇しているため、キャリアの最後はバンタム級(52.163~53.524kg)ですが、主な主戦場はスーパーフライ級(50.802~52.163kg)でした。
一方の那須川選手はボクシングの階級だとフェザー級(55.338~57.153kg)あたりです。
約52Kgと57Kg、最大で約5kgの差があります。
まだどの階級で対戦するかは発表されていませんが、恐らく那須川選手のベストであるフェザー級あたりが濃厚ではないでしょうか。
そうすると、亀田選手はスーパーフライ級の体から3階級上のフェザー級までに体を作らなければなりません。
つまり、減量よりも増量ですね。
ナチュラルウェイトの那須川と本来の階級ではなく増量する亀田
この時点では、普段通りの力が出るで那須川選手が有利に見えますが、そのあたりを亀田選手が経験と老獪さでどうカバーするのか?
この体格差の影響がどう出るのかも見所の一つなんじゃないでしょうか。
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まとめ
今回は、6月22日に行われる那須川天心VS亀田興毅のスペシャルマッチについて書きました。
いかがでしたでしょうか?
エキシビジョンマッチとはいえ、注目度は抜群のカード。白熱した好試合になるのか?ダラダラの凡戦になるのか?
どんな試合になるのかが楽しみですね!
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