■このブログは2019年7月19日に書きました。
こんにちは!
ソバネコです。
このブログは、
元プロボクサーで現在デザイナーである、ソバネコがデザイナーの転職について赤裸々に書いたブログです。
今回は転職でよく言われる「35歳限界説」について実体験を元に自分が感じたことを書いています。
このブログはかなりニッチです。
転職市場で35歳という賞味期限が切れかけの立場でありながら、果敢に転職をしてゴールを決めた僕の実体験を記事にしています。
使った転職サイトの良い部分と悪い部分を伝え、リアルな転職事情を知り参考にしてもらえればと思います。
なぜこんな記事を書くのか?
僕と同じように業界にいながら年齢やキャリアに不安があり、転職したいけど出来ない人がいるんじゃないかと思ったから。
実体験からくる一次情報を知ることで事前に情報に触れてもらい、転職する時の対策に役立ててもらえれば嬉しいです。
35歳転職時の応募企業の反応
過去このブログで書いていますが、僕はグラフィックデザイナーとして経験を積み、いろいろあって35歳で転職を決意しました。
グラフィックに偏った35歳デザイナーが転職成功! 実体験を紹介!
転職業界には昔から「35歳限界説」がまことしやかに囁かれています。
正直、僕も活動をする前は結構ナーバスになりました。果たして採用してくれる企業があるのかと。
しかし、実際に活動するとそこまでダメダメでもなかったんです。その辺りを詳しく解説したいと思います。
書類通過できた割合
企業から採用をもらう前に、まずは面接を受けなくてはなりません。そのための第一関門は書類選考ですよね。
正直、35歳で地方から東京への出戻り男なんて書類選考時点でまずはアウトかなー
なんてネガティブシンキングだったですが、ところがどっこい。
そこそこな確率で書類先行を突破して面接までいけました。
割合的には20社受けて14社通過。確率でいうと約70%!
これは、自分の想定よりも意外と通過できた印象。
これ以外にも、転職サイトに登録して企業からのスカウトも数社ありました。
僕の転職活動履歴
応募した企業 | 20社 |
書類選考通過 | 14社 |
一次面接 | 10社 |
二次面接 | 5社 |
内定 | 3社 |
面接では実際にどこを見られる?
僕が受けた会社は従業員20人~200人ぐらいまでと幅広く、カテゴライズするといわゆる中小企業と呼ばれる会社がほとんどでした。
そのぐらいの規模になると面接もほとんどが二次まであり、
一次面接 | 人事面接 |
二次面接 | 現場の担当責任者 |
のところが多かったです。
一次は人事部が担当するので、見られるところはズバリ
一般常識・人間性・人柄など人格的な部分を見られたことが大きいと思います。
クリエイティブ系は特にスキルが重要なのは当たり前で、それに加えて人柄や会社の風土に合うかの適正を見られます。
二次は部署の担当責任者が面接することが多くスバリ
スキル・仕事への適性・既存スタッフとの相性 などの実務的な部分が見られてました。
どこの企業にも共通していたこと
一次面接を受けてどの企業にも共通していたこと、
それは慢性的な人手不足です。
特に、僕のような年齢(35才)とキャリア(約10年)を持った中間層の人材が少ないらしく、年齢分布でいうと逆ピラミッド型のように若手社員と役職がついた部長以上が多くいる状態のようでした。
つまり、中間管理職不足ってことですよね。
特に最近のデザイン業界、とりわけ紙媒体がメインの“クリエイティブ業界”はその傾向が顕著らしいです。
理由として、今の業界トレンドはWebやUI・UX、アプリデザインに人材が移行している背景があります。確かに、求人を見ても純粋なクリエティブのみを生業としている会社はあまり見かけなくなりましたよね。
そのため、どこもいい人がいたらぜひ採用したいという意欲はありました。
これは逆にいうと、僕のようなガラパゴス化したキャリアの人材でもチャンスがあるのでは?とも感じました。
複数社の面接を終えて感じたこと
どこの企業も慢性的な人手不足というのは間違いなさそうでしたがそれに加えて
■採用担当責任者よりも年上は採りたくない |
■今の社員構成(男女比率)で足りない方を採りたい |
■社内デザイナーの高齢化が進んでいる |
こんなところをひしひしと感じました。
一つずつ補足したいと思います。
■「採用担当責任者よりも年上は採りたくない」 について
これについては、言わずもながではないでしょうか。誰だって自分より年上の部下は採りたくないですよね。だって、気を使うし。笑
だいたい、現場責任者だと40手前から40前半でなる人が多いので僕なんかの年齢はギリギリセーフでした。汗
これについては、ぶっちゃけ対策はないんですが30代半ばならまだ大丈夫でしょう。
■「今の社員構成(男女比率)で足りない方を採りたい」 について
これも対策のしようがないのですが、、、 会社も組織なので満遍なく男女比を揃えたいですよね。特に中堅男性の次に需要があるのは20代の女性デザイナー。
デザイン業界は結構高齢男性が多数を占めているので、女性デザイナーというだけで貴重です。(もちろんスキルありきで)
■「デザイナーの高齢化が進んでいる」 について
これは上の段でも書いたんですが、本当に深刻な事態です。
40代以上になったら男性デザイナーはだいたいがディレクターになるので、若手や中間層がいない会社は実制作をやらないディレクターしかいない会社なんてざらにあります。
良いか悪いかは別として、どこも制作は内政でやった方が利益率も上がりますのであまり良くない状態なのかと。なので、若手や中堅どころを積極的に採用しているのだと思います。
僕なりの結論
つらつらと書きましたが
グラフィック(特に紙メインの会社)デザインの中小企業はどこも慢性的に人手不足である。
また、35歳以上の男性デザイナーもそれなりのキャリアとスキルが備わっていれば プチ売り手市場である。
というのが僕なりの結論です。
注意してほしいのが35歳以上でも“キャリアとスキル”が備わっている必要があるということ。
飛び抜けて出来る必要はないですが、ある程度のスキルがあることが前提になりますから、これから転職を考えている方は、そのあたりも考慮に入れてぜひ頑張ってください!
僕はこの方法でなんとか転職活動を乗り切りました。よかったら参考にしてみてください。
まとめ
今回は転職でよく言われる「35歳限界説」について実体験を元に自分が感じたことを書きました。
いかがでしたでしょうか?
35歳転職限界説は今や昔の物語といってもいいと思います。
人口減少フェーズに入った日本はこれから30~40代以降の人材の需要がますます増えていくのではないかと個人的には考えています。 このブログがこれから転職する人の参考になればうれしいです!
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