35歳グラフィックデザイナーの転職成功!ポートフォリオの作り方を公開!

35歳グラフィックデザイナーの転職成功!ポートフォリオの作り方を公開!




■このブログは2018年12月7日に書きました。

こんにちは!
ソバネコです。

このブログは、
元プロボクサーで現在デザイナーである、ソバネコがデザイナーの転職について赤裸々に書いたブログです。

今回は僕が転職する際に準備したポートフォリオの作り方について書いています。

注意マーク

このブログはかなりニッチです。

転職市場で35歳という賞味期限が切れかけの立場でありながら、果敢に転職をしてゴールを決めた僕の実体験を記事にしています。

使った転職サイトの良い部分と悪い部分を伝え、リアルな転職事情を知り参考にしてもらえればと思います。

なぜこんな記事を書くのか?

それは僕と同じように業界にいながら年齢やキャリアに不安があり、転職したいけど出来ない人がいるんじゃないかと思ったから。

これから活動する人に、実体験からくる一次情報を知ることで事前に情報に触れてもらい、転職する時の対策に役立ててもらえれば嬉しいです。

デザイナーの転職に必要なものは?

デザイナーが転職する際に必要なものはなんでしょうか?

基本的には、
・履歴書
・職務経歴書
・ポートフォリオ
ですよね。

履歴書と職務経歴書については一般的な形式でいいと思いますが、問題はポートフォリオではないでしょうか。

デザイナーは技術職のため、どれだけスキルがあるのかが重要視されます。特に中途採用はこの傾向が強く、逆に学歴はそこまで気にしないという企業が多いです。

また、ポートフォリオはページ構成・レイアウト共に自由演技のため、レイアウトセンスが問われます。

キャリアがある人なら制作物も多いはずなので、掲載作品を考える必要があります。あまり多過ぎずに適度な作品数で志望する会社にマッチした構成がいいと思います。

僕が作ったポートフォリオ

では、どんなポートフォリオが転職に良いのでしょうか?

正直、これだ!と正解があるものではないですが、ある程度の方向性は決まっています。

僕が実際に転職活動で使ったポートフォリオの制作方法を一例としてあげるので、これから作ろうとしている人は参考にしてみてください。

ポートフォリオは紙?Web?どの媒体で作ればいい?

結論として、紙媒体とwebサイトの両方作っておくと大変便利です。

自分のポートフォリオは紙媒体とwebサイト両方持つ

大まかですが紙媒体のポートフォリオは面接時、特に現場責任者との二次面接時に必要な場合が多く、一方、Webサイトは面接前の書類選考に必要なことが多いです。

面接時のステップ

一次面接は人事担当者が人格の適性を、 二次面接は現場責任者が応募者のスキルを見るという形式でしょうか。

このような面接形式が多いため、ポートフォリオは書類選考にWebサイト、面接用に紙媒体で用意してくと非常に便利です。

TIPS!

これは豆知識ですが、大きい企業のデザイン部門などは、書類選考時にはポートフォリオの提出が求められない場合があります。

そんな時、履歴書・職務経歴書に加えてポートフォリオのURLを記載してメールすると、デザインも見てもらえる機会が増えます。

作品に自信がある人は、書類選考を通過する場合がグッと上がるのででオススメです!

ポートフォリオのサイズどれくらいが適正なのか

結論から言うと僕はA4サイズをお薦めします。

なぜかというとA4サイズが一番汎用性が高いサイズだから。

A3で作るとこだわりは感じますが、大きすぎて持ち運びに不便なだけでなく データにすると容量が大きすぎる。かといってB4だとA4よりもサイズが一回り大きく、企業担当者が出力した時にまとめ辛い。履歴書や職務経歴書はA4なので、どうせなら一緒にまとめたいですよね。

逆にA4だと小さすぎて、ポスターや大型広告の良さが伝わらないんじゃなのか?

と思うかもしませんが、そんなことはありません。中途採用の場合、企業側担当者も正直そこまで各人の作品集のクオリティは細部までは見ていません。

それよりも、どういったポジションで、どういった作業を行ったのか?という背景を知りたいのだと思います。

例えば、キービジュアルを作ったとして、

メイン素材は支給なのか?
撮影からしたのか?その場合はディレクションまでしたのか?
制作にどこまで関わったのか?制作全般なのか?ディレクションまでなのか?

などいくつもの「?」が出るはず。

具体的にはそのような部分を文字情報で記載して補完するといいと思います。

作品ページの作り方

サイズが決まったら、実際に作品を掲載するページを作ります。

ここも基本的には自由演技ですが、必要最低限な情報だけは記載しておいた方がいいのかと。僕の場合は下記の情報を載せました。

クライアント名
作品のカテゴリー
作品
制作ポジション
制作時の背景(簡潔な内容で)

イメージだとこんな感じです↓

ポートフォリオのレイアウト

これはほんの一例ですので、自分なりにさらにカスタマイズしてください。そしてフォーマットが決まったら、それをwebと紙媒体用に展開します。

ポートフォリオの展開例

作品ページが出来たら、まずは紙媒体のポートフォリを作ります。

紙媒体のポートフォリオ

紙媒体のポートフォリオは、出力した用紙を収めるファイルが必要です。このファイルもちょっと良いものを使うと面接官の印象が良くなります。

ポートフォリオのファイルはどんなものがいい?

個人的なおすすめですが、ある程度キャリアを積んでいるならファイルもちょっと良い物にして、作品の印象を良くしたいもの。

絵画で言ったら、額縁を豪華にすることで絵のグレードが上がって見える効果と同じかと。

そこで、僕がお勧めするのは

Advantageという外国製のファイル。

このファイルはカバーがハードケースで傷や衝撃に強く、色は黒で統一されているので高級感があります。

店舗ではITOYA、webならAmazonあたりで売っています。

created by Rinker
伊東屋
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欠点としては、

外国製のためサイズがA4やB5などの表記でなくわかりずらい。
在庫がほぼ取り寄せになる。
日本ではITOYAかアマゾンぐらいでしか販売されていない。
リング式ではないためページの増減ができない。

あたりでしょうか。

ネットでもあまり見つけづらいので、1番確実なのはIOTYAで取り寄せしてもらうのがいいかもしれません。

また、ページの増減が出来ないので、ある程度作品数を決めてから購入したほうが良いと思いますよ。

出力はどこがいいのか

デザインデータが完成したら印刷しますが、できればレーザープリンターがおすすめです。

A4サイズの場合、家庭用のインクジェットプリンターはインクの滲みが強く、説明文などの細かい文字が潰れてしまうことがあるためです。

そうなると街の出力センターで出すことになりますが、大手だと

・キンコーズ

・アクセア

のどちらからになるのかと。

僕はアクセアをおすすめします。

理由として、キンコーズは出力所によって色の再現度の幅が大きいから。せっかく1枚何十円とコストをかけたのに色が悪いと出し直しになってしまいます。

カラーキャリブレーションが出来ないので、見た目の印象の話ですが、、

一方、アクセアは色ブレが少ないように感じます。どちらも24時間空いており、価格も同じぐらいなので 家との距離など条件によって使い分けると良いんじゃないでしょうか。

Webサイトのポートフォリオ

紙媒体で作った情報をWebサイトに展開します。

ポートフォリオサイトはどう作る?

さあ、サイトを作ろう!といってもグラフィックデザイナーだとwebの経験もないし、コーディングなんてやったことないし、どうしたらいいかわかりません。

でも最近はコーディングの知識がなくても、感覚的にレイアウトが組めるサービスが多くあります。

そこで、僕がおすすめするのはWix。

このWixは無料登録するだけで、すぐにWebサイトが作れます。

wixのホームページTOP

wixのページはこちら

しかし、無料で作成できる代わりに制約があります。

無料の場合はサイトドメインに、登録した自身のアドレスとwixの表記が入り、Webサイトにも“このサイトはWixが作りましたよ!”っていうタグが表示されるんです。

これはさすがにかっこ悪いですよね。そこで、wixにはプレミアムプランがあります。このプランを契約すれば独自ドメインが使用出来るので通常のWebサイトと何ら遜色ない仕上がりになります。

wixのプラン画面

多少費用はかかりますが、素人臭さを残すならばと僕は必要経費として割り切りました。

サイトの構成はどうする?

サイトの構成について、こちらもWixでは便利な機能があります。それはテンプレート機能。

wixのサイト選択画面

Wixは一からレイアウトを考える必要はなく、自分が作りたいサイトのイメージを数あるテンプレートの中から探せるんです。

おすすめはデザインのカテゴリー内にあるテンプレート。

wixのデザイン向けテンプレート

そうです。Wixには僕みたいな考えのデザイナー向けに、すでにこんなテンプレートがあるんですよ。

その中でも、「グラフィックデザイナーB」というテンプレートを僕は使いました。

理由としては、 

トップページにメインビジュアルを載せるような構成ではない。
多くの作品をトップページでなるべく見せたい。
装飾性をなるべく省き、企業担当者がすぐに作品を見えるようにしたい。

といった狙いがありました。

このテンプレートはレスポンシブサイトなので、PCやSPどちらにも自動的に対応できます。しかも無料で使用可能。

サイト作りもある程度フォーマットが決まれば作業的にはそこまで煩雑にならないはず。

実際の制作ページはこちら↓

【TOPページ】

wixのテンプレートTOPページ 

【作品ページ】

wixのテンプレート作品ページ

メニューツールで作れるので、慣れが必要ですがすぐに作れますよ。

他にもWixの良いところはドメイン設定やタイトルタグ、SEOやファビコンなどサイト周りの部分も自前で完結できること。

集客が目的ではないので、SEOは必要ないかもですがオールインワンで出来るため無駄な時間が取られずに済み良いのかなと思います。

サイトを作ったらすぐに公開も可能で、ページの修正や作品の入れ替えも出来るのでスピーディーな対応が可能なのも便利です。



ワークポートの広告

ポートフォリオ作りの要点

これまで書いた内容を簡単にまとめると、 

作品データはA4サイズで制作する。
作品データはデザインだけでなく、作業背景が伝わるように文章で簡潔に伝える。
ポートフォリオは紙媒体とウェブサイト両方用意する。
できればポートフォリオのファイルにもこだわりを。

このあたりを転職活動がスタートするまでに用意しておくと、活動が非常にスムーズに進むはずです。

ポートフォリオを作ったら次は?

どんな形であれ、一度通しでポートフォリオを作ったら転職活動に移行しましょう。

一回で完璧な物を目指すよりかは、活動しながら修正して行った方が結果的には早く良いポートフォリオができると思います。

また、転職活動のスタートは自分で応募することもアリですが、個人的には転職エージェントもオススメします。
なぜいいのかはまた改めてこのブログで書きますが、僕が転職時に使わせてもらったオススメ転職エージェントは「ワークポート」でした。

業界的には中堅どころですが、転職コンシェルジュというサポートが手厚く紹介案件数も多かったので活動がしやすかったです。

まとめ

今回は僕が転職する際に準備したポートフォリオの作り方について書きました。

いかがでしたでしょうか?

ポートフォリオ作りは明確な基準がないため、どうすれば良いのかわかりづらい部分が多々あると思います。

僕の作り方はほんの一例ですし、これが正解!という訳でもありません。

しかし、このやり方で転職が出来たということもあるので、このブログを読んだ人はこんなやり方もあるのか〜と参考にしてもらえると嬉しいです。では!( ・∇・)




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